「友達とマイクラで遊びたいけど、サーバーってどうやって立てるの?」そんな疑問を持つプレイヤーは多いはず。マイクラのサーバーを自分で立てることで、友達だけのプライベート空間でマルチプレイが楽しめます。
この記事では、Windows PCでのJava版マインクラフトサーバーの立て方を初心者でもわかるよう、スクリーンショット付きで徹底解説します。無料で始められる公式サーバーから設定・ポート開放・友達の招待方法まで完全網羅しています。
マイクラサーバーとは?
マイクラのサーバーとは、複数のプレイヤーが同じワールドに接続して遊ぶための共有ゲーム環境のことです。自分のPCをサーバーとして使えば、友達を招待して一緒に建築・冒険・PvPなどが楽しめます。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 自宅サーバー(ローカル) | 自分のPCで起動する。無料だが起動中は常時電源ON | 少人数・友達と身内で遊ぶ |
| レンタルサーバー | 月額料金がかかるが24時間稼働・安定 | 不特定多数・長期運用したい |
| Realms(公式) | Mojang公式のホスティングサービス。簡単だが有料 | 手軽にマルチプレイしたい |
この記事では最も需要が高い「自宅PCを使ったJava版サーバーの立て方」を解説します。
サーバーを立てる前に確認すること
必要なもの・動作環境
| 項目 | 推奨スペック |
|---|---|
| OS | Windows 10 / 11(64bit) |
| CPU | Intel Core i5 以上(デュアルコア以上) |
| メモリ(RAM) | 8GB以上(サーバー用に最低2GB割り当て) |
| ストレージ | 空き容量1GB以上(ワールドデータが増えていく) |
| ネット回線 | 上り10Mbps以上(人数が増えるほど必要) |
| Java | Java 21以上(1.20.5以降はJava 21が必要) |
重要: サーバーを立てているPCでマイクラも同時に起動する場合は、16GB以上のRAMがあると快適です。
Java版とBedrock版の違い
マイクラには「Java版」と「統合版(Bedrock版)」があり、サーバーの立て方が異なります。
| 項目 | Java版 | 統合版(Bedrock版) |
|---|---|---|
| 対応OS | Windows・Mac・Linux | Windows・スイッチ・スマホなど |
| サーバーソフト | minecraft_server.jar | Bedrock Dedicated Server |
| Mod対応 | 豊富(Forge・Fabric等) | 限定的 |
| デフォルトポート | 25565(TCP) | 19132(UDP) |
Javaのインストール方法
マイクラJava版サーバーの動作にはJava 21以上が必要です(マイクラ1.20.5以降)。すでにインストール済みの場合はこの手順をスキップできます。
Javaのバージョン確認
まず現在インストールされているJavaのバージョンを確認します。
- Windowsキー+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
cmdと入力してEnterを押す- コマンドプロンプトに
java -versionと入力してEnter
「java version "21.0.x"」のように表示されればOKです。表示されない場合やバージョンが古い場合はJavaをインストールしてください。
Javaのインストール手順
- Adoptium(Eclipse Temurin)の公式サイトにアクセスする
- 「Latest LTS Release」でJava 21(または以上)のWindows版をダウンロード
- ダウンロードした.msiファイルを実行してインストール
- インストール完了後、再度
java -versionでバージョンを確認
マイクラサーバーのダウンロードと初期設定
サーバーソフトのダウンロード
- Minecraft公式サイト(minecraft.net)にアクセスする
- 「ダウンロード」→「Java Edition サーバー」のページへ移動
minecraft_server.X.X.X.jarファイルをダウンロード(Xはバージョン番号)
注意: サーバーバージョンはプレイヤー全員のクライアントバージョンと一致させる必要があります。
サーバー用フォルダの作成
- デスクトップや分かりやすい場所に「MinecraftServer」という名前のフォルダを作成
- ダウンロードした
minecraft_server.jarをそのフォルダに移動
起動バッチファイルの作成
毎回コマンドを打つのは大変なので、ダブルクリックで起動できるバッチファイルを作成します。
- 「MinecraftServer」フォルダ内で右クリック→「新規作成」→「テキストドキュメント」
- ファイル名を「start.bat」に変更(.txtから.batへ変更。拡張子が表示されていない場合はエクスプローラーの「表示」→「ファイル名拡張子」にチェック)
- start.batを右クリック→「編集」で以下の内容を入力して保存
@echo off
java -Xmx2G -Xms2G -jar minecraft_server.jar nogui
pause
メモリ設定のポイント:
-Xmx2G:サーバーに割り当てる最大メモリ(2GB)-Xms2G:起動時に確保するメモリ(最大と同じにすると安定)- PCのRAMが8GBなら2G、16GBなら4G〜6Gが目安
サーバーの初回起動とEULA同意
初回起動
- 作成した
start.batをダブルクリックして起動 - 初回はエラーが出てすぐ終了する(これは正常)
- フォルダを確認すると
eula.txtというファイルが生成されている
EULAへの同意
eula.txtをメモ帳で開くeula=falseとなっている行をeula=trueに変更- 保存して閉じる
これはMojangの利用規約(EULA)への同意を表します。内容を確認の上、同意できる場合のみ true に変更してください。
本起動
- 再度
start.batをダブルクリック - ワールドデータの生成が始まる(初回は数分かかる)
- 「
Done (X.XXXs)! For help, type "help"」と表示されれば起動成功
server.propertiesの設定
サーバーの動作は server.properties ファイルで細かく設定できます。初回起動後にフォルダ内に自動生成されます。
よく変更する設定項目
| 設定項目 | デフォルト値 | 説明 |
|---|---|---|
| server-port | 25565 | 接続に使うポート番号 |
| max-players | 20 | 同時接続できる最大プレイヤー数 |
| online-mode | true | 正規ユーザー認証(海賊版ならfalse、通常はtrue) |
| difficulty | easy | 難易度(peaceful/easy/normal/hard) |
| gamemode | survival | デフォルトゲームモード(survival/creative/adventure) |
| pvp | true | プレイヤー同士の攻撃の可否 |
| level-name | world | ワールドフォルダ名 |
| level-seed | (空白) | ワールド生成シード値 |
| view-distance | 10 | チャンクの描画距離(重い場合は6〜8に下げる) |
| motd | A Minecraft Server | サーバーリストに表示されるメッセージ |
設定を変更したらファイルを保存し、サーバーを再起動すると反映されます。
Windowsファイアウォールの設定
サーバーを外部から接続可能にするために、Windowsファイアウォールでポート25565(TCP)を開放する必要があります。
- スタートメニューで「Windows Defender ファイアウォール」を検索して開く
- 左側の「詳細設定」をクリック
- 「受信の規則」を右クリック→「新しい規則」
- 「ポート」を選択して次へ
- 「TCP」を選択し、「特定のローカルポート」に
25565を入力して次へ - 「接続を許可する」を選択して次へ
- 「ドメイン」「プライベート」「パブリック」すべてにチェックして次へ
- 名前を「Minecraft Server」などにして完了
ポート開放(外部から接続する場合)
同じWi-Fiネットワーク内の友達と遊ぶだけならポート開放は不要です。インターネット越しに友達を招待したい場合は、ルーターのポートフォワーディング設定が必要です。
ポート開放の手順
- サーバーPCのローカルIPアドレスを確認する
- コマンドプロンプトで
ipconfigを実行 - 「IPv4 アドレス」の値をメモ(例:192.168.1.10)
- コマンドプロンプトで
- ルーターの管理画面にアクセス
- ブラウザに
192.168.1.1または192.168.0.1を入力(ルーターにより異なる) - 管理者アカウントでログイン(初期設定はルーター本体に記載)
- ブラウザに
- ポートフォワーディング(仮想サーバー)設定を探す
- メーカーにより「ポートフォワーディング」「NAT」「仮想サーバー」などの名前
- 以下の設定を追加する
- 外部ポート:25565
- 内部ポート:25565
- プロトコル:TCP
- 転送先IPアドレス:サーバーPCのローカルIP(例:192.168.1.10)
- グローバルIPアドレスを友達に伝える
- 「自分のIPアドレス 確認」などで検索して確認できる
セキュリティ上の注意: グローバルIPアドレスを不特定多数に公開すると攻撃リスクが高まります。信頼できる友達だけに教えるようにしてください。
友達をサーバーに招待する方法
同じWi-Fi内(LAN)で接続する場合
- サーバー主がサーバーを起動する
- 友達はマイクラを起動→「マルチプレイヤー」→「サーバーを追加」
- 「サーバーアドレス」にサーバーPCのローカルIP(例:192.168.1.10)を入力
- 「完了」→サーバーを選択して接続
インターネット越しに接続する場合
- ポート開放設定を完了させる(上記参照)
- 自分のグローバルIPアドレスを友達に伝える
- 友達はマイクラを起動→「マルチプレイヤー」→「サーバーを追加」
- 「サーバーアドレス」にグローバルIPアドレスを入力
- 「完了」→サーバーを選択して接続
ポート番号が25565以外の場合: 例えば25566を使用している場合は、アドレスを 123.45.67.89:25566 のように「IPアドレス:ポート番号」の形式で入力します。
オペレーター(OP)権限の付与
サーバー管理者はOPコマンドを使って特定のプレイヤーに管理者権限を付与できます。
サーバーのコンソール(起動ウィンドウ)に以下を入力します:
op プレイヤー名
OP権限を持つプレイヤーは、ゲーム内でコマンドブロックの使用、ゲームモード変更、キック・バンなどの管理コマンドが使えるようになります。
よく使うサーバーコマンド一覧
| コマンド(コンソール) | 説明 |
|---|---|
op プレイヤー名 | OP権限を付与する |
deop プレイヤー名 | OP権限を剥奪する |
kick プレイヤー名 | プレイヤーをキックする |
ban プレイヤー名 | プレイヤーをBANする(ブロック) |
whitelist add プレイヤー名 | ホワイトリストに追加 |
whitelist on | ホワイトリストを有効化(指定プレイヤーのみ接続可) |
save-all | ワールドを手動保存 |
stop | サーバーを安全に停止 |
list | 現在接続中のプレイヤー一覧を表示 |
トラブルシューティング
「接続できない」「タイムアウトする」場合
- サーバーが正しく起動しているか確認(「Done!」メッセージが表示されているか)
- Windowsファイアウォールのポート開放設定を再確認
- ルーターのポートフォワーディング設定が正しいか確認
- 入力するIPアドレスが正しいか確認(ローカルIPとグローバルIPを混同していない)
- プレイヤーのクライアントバージョンとサーバーバージョンが一致しているか確認
「サーバーが重い・ラグがひどい」場合
server.propertiesのview-distanceを10から6〜8に下げる- 起動コマンドのメモリ割り当てを増やす(
-Xmx4Gなど) - 不要なMobが大量にいる場合はワールドをリセットするか整理する
- サーバーPCで他の重いアプリを同時起動しない
「EULAエラーが出る」場合
eula.txt の eula=false が eula=true になっているか確認してください。ファイルを保存し忘れた場合によく起きます。
「Javaが見つからない」エラー
Javaをインストールしても認識されない場合は、PCを再起動してから再度コマンドプロンプトで java -version を確認してください。それでも解決しない場合はJavaのパス設定(環境変数)を確認してください。
サーバーをより便利にするプラグイン・Mod
バニラ(素のサーバー)にMod対応のサーバーソフトを使うと、さらに機能を拡張できます。
| サーバーソフト | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| Vanilla(公式) | Mojang公式、シンプル | プラグインなしで遊ぶ |
| Spigot / Paper | プラグイン対応、高パフォーマンス | プラグインを使いたい場合 |
| Forge | Mod対応 | クライアントModと同じModを使いたい |
| Fabric | 軽量Mod対応 | 軽量Modを使いたい |
初心者はまずバニラサーバーで動作確認してから、必要に応じてSpigotやPaperに移行するのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. サーバーを立てるのにお金はかかりますか?
自分のPCを使う場合は無料です。ただし電気代がかかります(一般的なPCで月数百円程度)。安定した稼働を求めるならレンタルサーバー(月額数百円〜数千円)も選択肢です。
Q. サーバーを立てたままPCをスリープにするとどうなる?
スリープ・シャットダウンするとサーバーも落ちます。友達と遊ぶ間はPCを起動し続ける必要があります。サーバー主がいない時間でも稼働させたい場合はレンタルサーバーが便利です。
Q. 何人まで同時接続できますか?
server.properties の max-players で設定した人数まで接続可能です。実際には回線速度とPCスペックに依存します。目安として、家庭用PCで快適に遊べるのは4〜8人程度です。
Q. ワールドデータはどこに保存されますか?
サーバーフォルダ内の「world」フォルダ(server.properties の level-name で設定した名前)に保存されます。このフォルダをバックアップしておけば、ワールドデータを守れます。
Q. 既存のシングルプレイのワールドをサーバーで使えますか?
可能です。シングルプレイのワールドデータ(%appdata%.minecraftsavesワールド名)をサーバーフォルダにコピーし、server.properties の level-name をそのフォルダ名に変更してください。
Q. 統合版(Switch・スマホ)のプレイヤーとJava版で一緒に遊べますか?
通常はできません。Java版と統合版は別プラットフォームで互換性がありません。ただし「Geyser」というプラグインを使うと統合版プレイヤーがJava版サーバーに接続できるようになります(設定がやや複雑)。
まとめ
マイクラサーバーの立て方は以下の流れです。
- Javaをインストール(Java 21以上)
- 公式サイトからサーバーJARファイルをダウンロード
- 専用フォルダを作成してstart.batを用意
- 初回起動→eula.txtをtrue→再起動
- server.propertiesで各種設定を調整
- Windowsファイアウォールでポート25565を開放
- (外部接続の場合)ルーターのポートフォワーディングを設定
- 友達にIPアドレスを伝えて接続してもらう
最初は設定が多くて大変に感じるかもしれませんが、一度立ち上げてしまえば次回からはstart.batをダブルクリックするだけで友達と遊べます。ぜひ自分だけのサーバーを立ち上げて、仲間との楽しいマイクラライフを楽しんでください!




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