「マイクラのサーバーを立てたのに友達が接続できない」「ポート開放って何をすればいいの?」という疑問を持つプレイヤーは多いはず。ポート開放(ポートフォワーディング)は、インターネット越しにマイクラサーバーへアクセスできるようにするために必要な設定です。
この記事では、Java版・統合版(Bedrock版)それぞれのポート開放手順を、Windowsのファイアウォール設定からルーターの設定まで画像付きで徹底解説します。ポート開放できない場合のトラブルシューティングも網羅しています。
マイクラのポート開放とは?なぜ必要なの?
自宅PCでマイクラサーバーを立てた場合、デフォルトの状態では同じ家のWi-Fi内(LAN)でしか接続できません。インターネット越しに離れた友達を招待するには、ルーターのセキュリティ設定を変更する「ポート開放」が必要です。
ルーターは外部からの不正アクセスを防ぐため、インターネットからの通信をデフォルトで遮断しています。ポート開放とは、特定のポート番号に来た通信だけをサーバーPCに転送する設定のことです(ポートフォワーディング・仮想サーバーとも呼ばれます)。
| エディション | 使用するポート | プロトコル |
|---|---|---|
| Java版(Java Edition) | 25565 | TCP |
| 統合版(Bedrock Edition) | 19132 | UDP |
ポート開放前に知っておくこと
ポート開放は便利な設定ですが、いくつか注意点があります。
- セキュリティリスクがある:特定のポートをインターネットに公開するため、悪意のあるアクセスが試みられる可能性があります。信頼できる人だけに接続させるよう、サーバーのホワイトリスト設定を合わせて行うことを推奨します。
- プロバイダーの制限を確認する:一部のプロバイダー(特に格安SIMやモバイル回線)では、ポート開放ができない場合があります。
- 同一LAN内なら不要:同じ家のWi-Fiに接続しているメンバーのみと遊ぶ場合、ポート開放は不要です。
ポート開放に必要なもの
- Windows PC(サーバーを動かすPC)
- 家庭用ルーター(管理者権限でアクセスできること)
- 起動済みのマイクラサーバー
Java版のポート開放手順(ポート25565 TCP)
Java版マイクラのデフォルトポートは25565(TCP)です。Windowsファイアウォールとルーターの2箇所で設定が必要です。
手順①:Windowsファイアウォールの設定
まずPCのWindowsファイアウォールでポート25565を許可します。
- スタートメニューで「Windows Defender ファイアウォール」を検索して開く
- 左側の「詳細設定」をクリック
- 「受信の規則」を右クリック →「新しい規則」を選択
- 「ポート」を選択して「次へ」
- 「TCP」を選択し、「特定のローカルポート」に
25565を入力して「次へ」 - 「接続を許可する」を選択して「次へ」
- 「ドメイン」「プライベート」「パブリック」すべてにチェックして「次へ」
- 名前を「Minecraft Java Server」などに設定して「完了」
手順②:サーバーPCのローカルIPアドレスを確認する
ルーターに設定するために、サーバーPCのローカルIPアドレスを確認します。
- Windowsキー+Rを押し、「cmd」と入力してコマンドプロンプトを開く
ipconfigと入力してEnter- 「IPv4 アドレス」の値をメモする(例:192.168.1.10)
このIPアドレスはルーターの設定画面に入力します。なお、ローカルIPアドレスはDHCPにより変わる場合があるため、サーバーPCには固定IP(静的IP)を割り当てておくと安定して運用できます。
手順③:ルーターのポートフォワーディング設定
- ブラウザのアドレスバーに
192.168.1.1または192.168.0.1を入力してルーター管理画面を開く(ルーター裏面に記載のアドレスを使用する) - 管理者のユーザー名とパスワードでログイン(初期設定はルーター本体のラベルに記載)
- 「ポートフォワーディング」「NAT」「仮想サーバー」「ポートマッピング」などのメニューを探す(ルーターメーカーにより名称が異なる)
- 以下の内容で設定を追加する:
- 外部ポート(WAN側ポート):
25565 - 内部ポート(LAN側ポート):
25565 - プロトコル:
TCP - 転送先IPアドレス:手順②で確認したサーバーPCのローカルIP(例:192.168.1.10)
- 外部ポート(WAN側ポート):
- 設定を保存してルーターを再起動(必要な場合)
手順④:グローバルIPアドレスを確認して友達に伝える
「自分のIPアドレス 確認」などで検索してグローバルIPアドレスを確認し、接続してもらう友達に伝えます。グローバルIPアドレスは定期的に変わる場合(動的IP)があります。
統合版(Bedrock Edition)のポート開放手順(ポート19132 UDP)
統合版マイクラのデフォルトポートは19132(UDP)です。Java版と手順はほぼ同じですが、プロトコルとポート番号が異なります。
手順①:Windowsファイアウォールの設定
- 「Windows Defender ファイアウォール」の詳細設定を開く
- 「受信の規則」→「新しい規則」
- 「ポート」を選択して「次へ」
- 「UDP」を選択し、特定のポートに
19132を入力して「次へ」 - 「接続を許可する」を選択し、すべてのプロファイルにチェックして完了
手順②:ルーターのポートフォワーディング設定
Java版と同じ手順でルーターの管理画面を開き、以下の設定を追加します。
- 外部ポート:
19132 - 内部ポート:
19132 - プロトコル:
UDP - 転送先IPアドレス:サーバーPCのローカルIP
ルーター別のポートフォワーディング設定方法
ルーターのメーカーによって管理画面の構成や用語が異なります。主要メーカーの設定場所を紹介します。
NEC Aterm
- ブラウザで
http://192.168.10.1にアクセス(Atermの標準アドレス) - 「詳細設定」→「ポートマッピング設定」を開く
- 「追加」ボタンをクリック
- 「LAN側ホスト」にサーバーPCのローカルIPアドレスを入力
- 「プロトコル」でTCP(Java版)またはUDP(統合版)を選択
- 「ポート番号(WAN側)」と「ポート番号(LAN側)」に 25565(Java版)または 19132(統合版)を入力
- 「設定」ボタンで保存
Buffalo(バッファロー)
- ブラウザで
http://192.168.11.1にアクセス(Buffaloの標準アドレス) - 「詳細設定」→「NAT」→「ポート変換」を開く
- 「追加」をクリック
- 「プロトコル」「外部ポート」「内部ポート」「変換先IPアドレス」を入力して保存
TP-Link
- ブラウザで
http://192.168.0.1またはhttp://tplinkwifi.netにアクセス - 「詳細設定」→「NAT転送」→「仮想サーバー」を開く
- 「追加」をクリックし、サービスポート・IPアドレス・プロトコルを入力して保存
ASUS
- ブラウザで
http://192.168.1.1またはhttp://router.asus.comにアクセス - 「WAN」→「仮想サーバー/ポート転送」を開く
- 「ポート転送リスト」に追加して適用
ポート開放の確認方法
ポート開放の設定が完了したら、実際にポートが開いているか確認しましょう。「cman.jp ポート確認」などのツールを使うと、外部からポートが開いているかチェックできます。
- マイクラサーバーを起動した状態でポート確認サイトを開く
- 確認するポート番号(25565または19132)を入力
- 「Open」または「開いています」と表示されれば成功
- 「Closed」や「Connection refused」が表示される場合は設定に誤りがある
友達がサーバーに接続する方法
Java版(Java Edition)の場合
- マイクラを起動して「マルチプレイヤー」を選択
- 「サーバーを追加」をクリック
- 「サーバーアドレス」にグローバルIPアドレスを入力(例:
123.45.67.89) - 「完了」を押してサーバーを選択し「接続」
ポート番号を変更している場合は 123.45.67.89:ポート番号 のように「IPアドレス:ポート番号」の形式で入力します。
統合版(Bedrock Edition)の場合
- マイクラを起動して「遊ぶ」→「サーバー」タブを選択
- 「サーバーを追加」をクリック
- グローバルIPアドレスとポート番号(19132)を入力して接続
ポート開放できない・接続できない場合のトラブルシューティング
Windowsファイアウォールの設定を再確認する
「受信の規則」でJava版・Bedrock版のルールが「有効」になっているか確認します。また、ポート番号とプロトコル(TCP/UDP)が正しいかも確認してください。
ルーターの設定を再確認する
- 転送先IPアドレスがサーバーPCの現在のローカルIPアドレスと一致しているか確認する
- 外部ポートと内部ポートの番号が正しいか確認する
- プロトコル(TCP/UDP)が正しく設定されているか確認する
- 設定保存後にルーターを再起動してみる
サーバーが起動しているか確認する
ポート確認ツールはサーバーが起動していないと「Closed」と判定します。マイクラサーバーを起動した状態で確認してください。サーバーのコンソールに「Done!」メッセージが表示されていれば正常に起動しています。
セキュリティソフトがブロックしていないか確認する
ウイルス対策ソフトや別のファイアウォールがポートをブロックしている場合があります。セキュリティソフトの設定で、Java(マイクラサーバー)の通信を許可するよう設定してください。
プロバイダーがポートをブロックしている場合
一部のプロバイダー(特に格安SIM・モバイルWi-Fiなど)では、外部からのポートアクセスが契約レベルでブロックされている場合があります。その場合はレンタルサーバーやMinecraft Realmsの利用を検討してください。
同じネットワーク内からの接続テストに注意する
同じWi-Fiに繋がったPCからグローバルIPで接続しても、ルーターの設定によっては繋がらない場合があります(NAT loopback非対応)。別ネットワーク(別の家など)から確認するか、スマートフォンのモバイルデータ通信で接続確認するのが確実です。
手順通りに設定してもポートが開かない場合(IPv6・CGNAT環境)
ルーターとファイアウォールを正しく設定してもポートが「Closed」のままなら、契約回線がIPv6 IPoE方式(v6プラス、OCNバーチャルコネクトなど)でCGNAT(キャリアグレードNAT)を利用している可能性があります。CGNAT環境では1つのグローバルIPアドレスを複数の契約者で共有しているため、通常のポート開放設定ではポートを転送できません。
- 契約しているプロバイダーのサービス名で「CGNAT」「IPv6 IPoE」の対応状況を確認する
- プロバイダーによっては追加オプションでポート開放専用のIPv4アドレスを提供している場合がある
- 対応が難しい場合は、レンタルサーバーやMinecraft Realmsなどポート開放不要のサービスへの切り替えを検討する
まとめ
マイクラのポート開放手順をまとめます。
- Windowsファイアウォールで対象ポートを許可する(Java版: TCP 25565 / 統合版: UDP 19132)
- ルーターのポートフォワーディングでサーバーPCのローカルIPへ転送設定する
- ポート確認ツールで「Open」になっているか確認する
- グローバルIPアドレスを友達に伝えて接続してもらう
ポート開放はルーターのメーカーによって設定画面の名称が異なりますが、基本的な操作は共通です。この記事の手順を参考に設定を進めてみてください。




コメントを残す